1月にWEX-WEST最終戦のGAIAに120minで参戦してきました。
なお、この記事はバイクAdvent calendar 2018の21日目の記事として執筆しました。
良記事揃いなので、他の記事も是非ご覧ください!
準備
毎度恒例ですが、準備から。
・オフ練習:幸運にも、平日3連休取れることになっていたので、2日間は埼玉県川越市のオフロードビレッジでみっちり練習。主にショートコースと広場で基礎&小ジャンプの練習を、たまに本コースでアクセルを開ける練習をしました。WR250Xはケンズパワーさんのエンデューロサスを装着していますが、やわらかめの設定では本コースのギャップで飛んだときに底付きを感じたため、無理はせずとにかく直線を開ける練習。途中、貸し切り状態になったので1時間位走りっぱなしとかもやってみました。
いままでの河川敷コースでは狭いのもあってここまで全開にできる機会は少なかったのと、小ジャンプが怖くなくなったことで少しだけ、オフロードが怖くなくなった気がしました。
・ニューマシン:全くの想定外でしたが、レースをご一緒させてもらっている裏のロードサービスさんのツテでJon it.さんからKTM 125EXC SIXDAYSを紹介いただきました。上記の3連休の最終日に見に行ったのですが、ひとめぼれで即購入。これには裏話があり、ぼっちバイカーさんはじめいろいろな方から「子供を授かってからのレーサー購入は非常に困難」とアドバイスいただいており、カミさんの了解を取り、年内にレーサー購入を決めていたのでした。この辺りは別記事にくわしく書いていますので、良かったら読んでみて下さい。
125EXCは整備も完了しており、まさにReady to Race。
さらにWEXトップライダーのチャンマイさんこと石本麻衣さん(このあだ名が一般的なのかは謎)に一日かけて成田MXPでアドバイスもいただけ、至れり尽くせり。とってもいいお買い物でした。こういうのって、初心者であればあるほど、へたくそであればあるほどありがたい対応だと思います。少し家から遠いのですが、継続してお世話になりたいと思うような対応をしていただきました。
・サプリ:今回もアミノバイタルをレースウィークから摂取してます。今回は初の120minなので気合いを入れて高級バージョンにしてみました。
・目標:今回は自身初の120minです。いつも通りの完走に加え、ナメクジ落ち阻止(同行者界隈で下位3名にならないこと)としました。珍しく今回は順位を目標にしていました。
コース
ぼくはGAIAは初めてでしたが、難所の少ない初心者向けのコースと聞きました。
構成的にはモトクロスコース+外周+ウッズ+人工セクション1箇所(エスケープあり)という構成。走るだけなら全然難所はないと思いましたが、ウッズの立木の間隔が狭く、コツコツハンドルに当たる僕にとっては未知のセクションでした。
ここは日ごろ、林道を走っている人にはなじみが深いのかもしれません。
みなさんにアドバイス頂いてクローズエンドのハンドガードにしたのが良かったです。おかげでケガなく、マシントラブルもなく完走できました!
セクションスクール
モトクロスコースは通常営業&Jon it.さんのコンプリートマシンの試乗会ということもあり、ウッズメインでした。主に丸太とガレ場のアドバイスだったのですが、全部エスケープを決めこんでいた僕は少し消化不足。
試乗か、半日モトクロス場を走ってEXCに慣熟すべきだったと、これを書きながら思いました。
前日
今回は最近勢力を拡大中のラジエーターズのWEX参戦組、ぼっちライダーさん率いるHTR、えすぷろさん率いる房総リンドゥ部、みすちさんらに同行させていただきました。
GAIAはスキー場に近いということもあり、極寒と聞いていましたが、キャンプスキルの高い皆さんのおかげで超快適!人権味溢れるスラム(?)ですごしました。
裏のロードサービスさんのラム、療養中のネットペンギンさんの鍋・たこ焼き、29ライダーさんのおでん&森伊蔵によりサイコーの前日祭となりました。
この辺りは今年でバイクを休止されることになっている主賓のぼっちバイカーさんのブログやカルケンさんのブログに詳細が記載されています。とにかく、20人越えの宴会で、しかもほぼ全員が120C参戦ということで、レース参加者の5~6割は顔見知り、というレースになりました。こんなことはなかなかあるまい。しかも10名弱は初対面。自分もレースでしか会ったことほとんどないのに受けて入れてくれる、すげー集団だな、としみじみ思いました。
(チャンマイさんも来てくれはりましたし。熱烈ファンのカルケンさんの反応が楽しかった。)
人数が多すぎて全員としゃべれなかったのが残念。時間が足りない!
引用:ぼっちバイカーさんのブログ
もうちょっとご一緒したかったですね!
レース
夜もぐっすり寝れたし、快適に望めました。昨晩より不調(エンジン始動NG)を訴えていたタッケマンさん駆るアズマさん号(X-trainer)も無事始動。タンクキャップを開けてみたところガソリンが供給され始めたので、エア抜き弁の故障と思われますが、こんなとこ壊れるんかぁ、と、しみじみ思いました。トレール車はそもそもこんなところに弁はありませんし。
90とは違い、レースは昼からなのでなんだかソワソワします。
ダブルエントリーのぼっちバイカーさん、裏のロードサービスさん、ビッグワンのオーシアさんをを応援しに行ったり、早めにご飯食べたり。
そんなこんなで13時になり出走前。
僕は腕は全然ですが、レース経験だけはもう4回目。落ち着いてスタートできました。
走りだすと、恒例のダンゴ状態。無理せず走っていきます。
この時、たくさん知り合いがいたのが非常に印象的でした。とくにラジエーターズはピンクのパーカーなので分かりやすい。否応なしにテンションは高まります。
・・・と、ウッズに入ったところで前走者が坂の下で転倒、ラインを潰しているところに落下。その方に突っ込むことはなかったですが、頭からコケて集団からはぐれます。
で、気が動転していたのか、誰かについていったところ、行き止まりに。
深呼吸して気を落ち着けてコースに入りました。
ここで大幅ロスして17分台。先頭集団にはこの時点でラップされてます。
その後は大きな転倒なくペースもアップ。
2サイクルサウンド全開のロングストレートやちょっとした坂がめちゃくちゃ楽しい。
やっと最初のミスを挽回し、CRF250”L”のイケさんに追いつき、プッシュするも、集中を失ったりコース選択をミスして1周に1~2回コケてしまい結局追いつけず。
8週目にやっと抜けた!と思った矢先、しょうもないミスで枝にハンドルを取られてよろめき、谷側へ転倒。リカバリーしやすそうな谷底へバイクを下ろしたのが間違いでした。
落ち葉の敷き詰められた谷の下はヤチ(泥沼)になっており、知らずにアクセルをふかしていたら、タイヤが2/3ほど埋まってしまい身動きが取れなくなりました。
みすちさんが心配してバイク止めて声援をおくってくださったものの、結局、マーシャルさんが助けてくださるまで復帰はかないませんでした。この時、ちょうど120min経過するかしないかくらい。最後の一周のカウントをもらうために全開でゴールへ戻ります。(恐らくこのペースは自己最速だったと思う)
もう、だいぶ時間もた経っていたと思うのですが、観戦に来てくださってた皆さんが迎えてくださり、レース終了となりました。(待っててくれてホントに嬉しかった...!)
(間に合った!!のガッツポーズ)
(気が抜けて最後わだちでこけた、、、HTRだけで3名コケた模様)
迎えてくださったなかにマシン借りたはずのタッケマンさんとYZ125Xのにしさんが...!
お二人ともマシントラブルのようで、残念ながらリタイアの模様。
タッケさんはカルケンさんとの熱き煽りあいがあっただけに残念でしたが、また来年にご一緒したいところです。
同行のみなさんの結果
120Cはお知り合いが多かったのもあって表彰式は盛り上がりました。
えすぷろさん、のすけさん、裏のロードサービスさん、ぼっちバイカーさん、嘘八さん、、、
えすぷろさんは120Cを越えた速さを見せてましたし、嘘八さんは常連。他の3方は初表彰台。
裏のロードサービスさん、ぼっちバイカーさんは40とのダブルヘッダーで熱い戦いを繰り広げていました。(結果はぼっちバイカーさんのブログを確認!)
えすぷろさんはどうも給油ロスが結構効いていた模様。既にビッグタンクを用意して次シーズンに備えている模様です。(成績が楽しみ...!)
雑感
結果は惨憺たるもので、ほぼブービー。最初突っ込まなかったら...谷底まで押さなかったら...とかいろいろ思ってしまうのですが、転倒者避けるのも、ヤバイ場所かぎ分けるのもエンデューロの大事な技術。そもそも自信がなくてラインの選択肢がないのが問題なのです。このへんは林道経験がモノを言うと痛感しました。
悪いとこは明白なんですが、いいところも少し見えてきました。
まず、オフロードビレッジで実施したMXコースの練習は効果てきめんでした。
僕にとってはパワフルなEXCもところどころ全開にできたし、アクセル開けてる方が安定するというのも体感できた。スタンディングで全開にできる。7月に講習受けてずっと意識してる加速姿勢がすこしずつしっくり来はじめた感じがします。
あと、やっぱり根詰めて120分走ることでどんどんEXCに馴染んでくるのが感じられました。最初はおっかなびっくり、ウッズも足つきながら走ってたんですが、思いきってスタンディングに切り替えたら岩も轍もスムーズに行けたり。ある程度スピード上げれば更に安定するのが感じられたり。(その辺のさじ加減ができずに枝に引っ掛かっちゃったんですが)
サスがものすごく良いので、なるべくバイクの邪魔しないよう力が抜けるとスムーズになった気がしたり。
そういうのを感じれたヤチにハマるまでの一周、自分の中ではすごーく滑らかに走れた感があって気持ち良かったんです。もちろん、他人から見れば全然速くなんかないと思うんですが、「あのペースで走り続けたい」という思いが今でも心に残ってます。
これからシーズンオフを経て出産と、イベントが続き乗れる機会も減りますが、マイペースで練習を重ね、「あのペース」を再現できるよう精進したいと思います。
来年度の活動
このブログ読んで下さってる方で気にして下さってる方はそれほどいないと思いますが、すこし自分語りを。人生における大きなイベントが続くので、今みたいなペースでは参戦できないと思いますが、一段落したら近場からWEXには出たいと思います。
恐らく、しばらくはAMで帰れる90+40ダブルヘッダーが濃厚ですが、様子を見て...ですね。
HTRは残念ながらボスのぼっちバイカーさんの活動休止もあって解散となりましたが、代わりに発足した新組織のうちの遅い方、NKG(ナメクジ)レーシングに移行し、今お世話になってるみなさんとおバイクしたいと思います。
目指せ、上部団体メンバー喰い!!