タイトル通り、オフロード超初心者の僕がクロスカントリーレースであるWEX-Gに出場してみました。今回はエントリーなどの準備編です。
WEXとは?
初心者向けとされる敷居の低いエンデューロレース(簡単に言うとオフロードを比較的長時間走るレース)のシリーズです。恐らく国内のオフロード草レース(MFJライセンス不要)で最もエントラントが集まるレースの一つだと思います。僕は16歳から始めて、人生の約半分の年月、バイクと共に生活していますが、このような広大な敷地でのレースは未経験で、ぼっちバイカーさん(https://www.botti-bk.com/)や、カルケンさん(http://karuken15.hatenablog.com/)のブログを見て、淡い憧れを感じていました。昨年、たまたま超初期型のセロー225をもらい、物理的な参戦権を得た僕は無謀にも参戦を決めたのです。(これがオフローダー界隈で言われるイケルイケルダイジョブってやつでしょうか)
筆者のレベル
オンロードレースでは〇〇サーキット▲▲秒など、タイムが直接ライダーのレベルの指標となることが多いですが、クロスカントリーレースはコースが一定ではないので 指標が表しにくいです。 その為、僕のオフロード経歴を記載します。
2018年3月:セロー225をレストアし、初めてモトクロス場(!)を走る
2018年4月: 同僚と初めて林道を走る
2018年5月~6月: 会社帰りに河川敷で八の字・ブレーキング・スタンディング・ウィリーなどの基礎練習を45分 X 10回実施
2018年 7月: 石戸谷さん主催の初心者向けスクール 参加
第5回 CROSS MISSION&jon itライディングスクールin日野カントリーcrossmissionblog.wordpress.com
おもにモトクロスコースでの乗車姿勢、フル加速練習、フルブレーキング練習、コーナーリング練習などでした。ここですでに熱中症を食らった僕は今回のWEXに相当構えて参加することになります...(冷や汗だらだら&嘔吐という結構な症状でした)
以上です。
要約すると林道1回、コース2回、小規模な地味練習10回程度、期間にして4ヶ月。
ここから解って頂けるように、ほとんどフラットなところしか走ったことがないので、ナメてるとも言えるような状況ですが、とにかくやってみたい!という気持ちが先行し、参加を決めたのでした。目標は順位ではありません。とにかく完走して楽しむこと!というスタンスです。
バイクの準備
愛車のセロー225は1985年式。もう十分旧車の領域です。ご老体に鞭を打つのは忍びないですが、足つき最強、へろへろパワーのこのバイクならイケるかも、、、とも思いました。ですが、林道ツーリングの時点でサスが弱すぎることに気づき、少し改造しています。
これは 定番メニューなのですが、フロントフォークとリアサスのリンクをDT200R 37F のものに変更し 少し、ストロークを確保します。 はっきり言って 目クソ鼻クソですが 、精神衛生上、多少イケる気になった気がします。
やったメニューは以下です。
・前サスのDT200R化
ついでにOH&シールを交換しました
・リアサスリンクのDT200R化
・自作ハイシート(7~10cmかさあげ)Before
after 足の曲がりがマシになり、更に体重移動が容易になりました
・ウルトラライトクラッチの装着
・エアクリの洗浄
・オイル交換
・タイヤ交換(ビードストッパー前1+後2)
・バッテリーレス
を実施しています。この中でもタイヤはサスとは比較にならないくらい非常に重要で、チョイスによりコース攻略の難易度が決まると言っても過言ではありません。
僕はぼっちバイカーさん おすすめの IRC ix-07s(前)と IRC VE-33SGEKKOTAをチョイスしました。
07sはモトクロス用インターミディエイト(マディ&ドライ)、33Sは新型ガミータイヤ(エンデューロパターンにトライアルライクなソフトコンパウンド)となり、ガレ(大中小石がごろごろした路面)やウッズ(湿った林間)、ゲレンデ(ふかふかのモトクロスコース的なやつ)などバラエティに富んだ路面が想定される爺ヶ岳に向けた定番セッティングのようです。
タイヤはアマゾンと楽天で安くなったタイミングで、チューブはモノタロウで購入しています。
エントリー
詳しくは 公式ブロガーである ぼっちバイカーさんの下記の記事を参考に進めました。
僕の場合、エントリー後に Hotmailには返信が返ってこず結構焦りましたがTwitterで問いかけたところ皆様が優しく教えてくださり、携帯のキャリアメールに 切り替え、事なきを得ました。
この時点で僕は1回DNS(出走NG) の危険にさらされたことになります。
参加を考えておられる方は、Twitterへの加入を強くお勧めします!
(オフローダーのツイッタラーは超親切!!)
また、JNCCからの受理メールの後、開催直前まで公式連絡(タイムスケジュール、コース、エントリーリスト、駐車場など)が来ず、最初はヤキモキすると思います。
ですが、前日のPMにはすべてJNCCのトップページに掲示されますので、どっしり構えておきましょう。(僕は不安過ぎてTwitterで聞きまくりましたが...)
※また、ころころ変わるので、前日の夕方ごろに最終確認することをお勧めします。
いつもお決まりのスケジュールはこんな感じの模様。スクール参加なら、土曜日の午前中に現場入りすれば良さそうです。また、車検は90の場合、テーピングクラスのみでした。
ただし、爺ヶ岳の時はセクションスクールが2部構成となり、AMからのスタートでした。
(ここでも焦りました)
今回、僕はは120min、90min、40minのうち、中距離である90minの初心者クラスである90Dへエントリーしています。当日猛暑が予想されていたこともあり、朝一の出走であるこのクラスに挑戦する事にしました。一応、トレール向けのテーピングクラスというのもありますが、改造NGなのでいろいろいじってある僕のセローは対象外です。
当日までの準備
ありがたいことに、必要な準備についてはこれまた公式ブロガーのぼっちバイカーさんの下記のブログ記事で確認することができます。
僕はこの記事をベースにさらに登山道具を準備しました。これは同行させていただく方々のレースを見学するためです。今回のレースはスキーゲレンデで行うため、写真を撮れるようなポイントに行くのに結構歩くことが予想され、その時のための装備です。
実は軽登山も趣味の一つ(最近イケてないですが
あと、当日は猛暑が予想されたため、過剰なまでの給水(水道水20L、ポカリ6L+6L、ペットボトル水12L、OS-1 1.5L、粉ポカリ6袋)、熱中症対策グッズを用意しました。特におすすめは衝撃を与えることで瞬間的に冷える冷却カイロです。これにはレース後 、非常にお世話になることになりました。
これらをホムセン箱に詰めて準備完了!
耐荷重の高いホムセン箱はトランポの踏み台になったりイスになったり便利です。
当日までの状況
会場である長野県/爺ヶ岳は例年この時期に雨の確率が高いため、出場予定者のTwitterは天気の話題で持ち切り。毎日刻一刻と変わる天気予報を見て一喜一憂しています。更に2週間前の時点で大雨によりコース状況が悪化。ですがオフィシャルさんが整備をしてくださるものの、「洪水被害箇所はワクワクセクションに!!」という連絡があり、さらに不安をあおります...
ワクワクセクションというパワーワード通知で大変うれしそうなエントラントの皆さん
今回はここまで。次回、出走編に続きます。