いつもながらの遅筆です。
10月に爺ヶ岳で開かれたWEX-Gに90Dクラスで出場してきました!
準備
前回の勝沼はDNFと悔しすぎる結果に終わったため、今回はさらにフィジカル充実化に励みました。
メニューは
・スクワット×30
・腹筋×30→のちにプランク1分目標に変更
・背筋×20
・腕立て×20
・ゴムバンドを使った肩上げ×20
上記を3set
・グリップを使った握力・・・手が釣りそうになるまで
これを勝沼終了後~大会2日前まで実施しました。
もちろん、プロティン摂取は欠かしません。
おいしかったのは、Be Legendのベリベリベリーとザバスのリッチショコラ味。飽きるので、気分で飲み分けてました。
本来であればランニングや長時間ライドなどの耐久力を上げる運動を取り入れるべきですが、家事との両立が前提なので、家族が寝静まった後、屋内でできる運動をメインに実施してました。
あと、気軽にできるバイク練習として、庭(?)でのスタンディング末切り八の字というのも実施。ステップ荷重で曲がる感覚を養います。
最後はサプリメント。
今回はBCAAサプリを積極的に摂取しました。開催4日前からアミノバイタルを3袋、前日は倍量を摂取して臨みます。
コース
Twitter界隈で騒がれていましたが、かなり難易度を下げた設定となっていました。
90minは見せ場のFunガレクライムがカット。120minでもCompガレはカットされていました。僕としては、前回Funガレを攻略しきれなかったことがしこりとして引っかかっていたので120に参戦したい気持ちはありましたが、カミさんの負担、ほかの参戦者と走ってみたい!という気持ちから90Dとなりました。
前日
7月同様、爺ヶ岳は盛況のため、セクションスクールが2部構成。レース出場をレベルアップの機会と捉えているのでここは迷わず両方参加としました。
今回は嫁さんもぜひ観戦したい、ということで妊婦を朝4時ごろから連れ出しての参戦となります...(すまん。)
今回はTwitterで絡みのあった
・みすちさん:勝沼からWEX参戦!ピッカピカの新車のX-trainerでの参戦。(カッコ良かった...)
・よっしーさん:トリッカーでクロカンレース初参戦ということですが、ラジエーターズの構成員ということで期待です。(ひそかに対抗心はあった)
・たにしさん:飯盒炊爨の名手。有名ブロガーでバリバリに決まったCRF450RXで参戦。長期療養からの復帰戦とのことでした。
(たにしさんのレポート:http://blog.livedoor.jp/tanisi_corp/archives/51897027.html)
・Masakiさん:勝沼40minでオーバーオール。パリピっぷりを見せつけたYZ125X使い
・にしさん:いっつも120Cで上位を争うYZ125X使い。左近山登山部。
の皆さんとご一緒させていただきました。
セクションスクール
合計約5時間程度、みっちり走りました。
感触としては、7月より石が大きくなっており、思ったより走りにくい。
あと、何でもない移動路と思っていた坂が予想外にイゴリポイントとなっており、一人で走っていれば問題ないものの、走りやすいラインを外すと速度を載せられない僕は厳しい感じでした。
ここは練習で何度もイゴった為、コツをつかんで本番へ参加できたのは大きかった。
また、イゴるたびにマーシャルの方にリカバー方法(乗り方、引き起こしかた、ハンドルの向きなど)を教えてもらえたのが大きかった。体力のない自分にとって132kgのWRは重量級。いかに無駄なくリカバーするか、が非常に重要となります。
あとの場所は基本的に難所はなく、楽しく走れる構成です。
ただ、数回ガレでこけてるうちに、ハンドガードのアンカーボルトが破断、ずれてフロントフォークに挟まってハンドルが切れなくなるというトラブルがありました。
(突然、全然曲がらなくなってコース外に落ちた。怖かった。。。)
アンカーボルトを調達しようと、出店されているショップをかけずりまわるものの、取り扱いなし。途方に暮れていたところ、にしさんが提供してくださり、事なきを得ました!!また、アンカーの摘出など、パドックみんなで作業をしてくれ、当事者の僕がアンカー探してる間に作業が終わってました。
やはりオフローダーはトラブルのにおいに敏感!!(とてもありがたかったです)
ありがたい炊き出し
昼食はみすちさん、よっしーさんが豚汁や焼き肉を持参してくださり、カミさんともどもありがたくいただきました。ノンアルビールですでに優勝気分!
晩飯はさらに、たにしさんの飯盒炊爨もいただき、楽しい夜になりました。
たにしさんも奥さんがご一緒だったということもあってか、皆さん紳士的に接してくださり、カミさんもたいそうご満悦の様子でした。
(人見知りが激しいのでそうは見えなかったかもしれませんが)
8時頃、我が家は妊娠中ということもあり、少し離れたコテージへ。
ここがまた、オーナー夫婦が軽快なトークとおいしいコーヒーでお出迎え下さり、とてもレース前とは思えない環境。朝ごはんをみんなで囲むのがこの宿のスタンダードらしく、5時頃出発するのを残念にされていました。
ここは子供が少し育ったら普通に旅行として泊まりに来たいお宿でした。
カントリーインキャンプ
https://www.jalan.net/yad317100/?yadNo=317100&convertedFlg=1
レース
実は当日まで、爺ヶ岳の天気予報は雨でした。
勝沼でマディ路面にPTSDを発症した僕は祈る気持ちで朝、外に出ましたが、全く路面は濡れていない、と、いうかピーカンの秋晴れ!!
否応なくテンションは高まります。
現地到着後、我々90D参戦組は7時前から準備をはじめます。
装具のチェック。
空気圧のチェック。
エアバルブのずれの確認。
オイルの確認。
ハイドレーションの調合とセット。
3回目にもなるとさすがにソワソワ感は落ち着きましたが、一つ一つの工程がテンションを上げていきます。
準備が終わってみんなでトイレの話をしていると突然便意がわき、フル装備でトイレに駆け込む羽目に。集合写真とか撮ろうと思ってたのに締まりません。
そうこうしているうちにスタート。
今回の目標は
・楽しく完走
・”レース”をする
・五体満足で帰る
です。カミさんの前で大けがとかしたら今後の活動に使用が出かねませんからね。
レース自体は、前日に5時間もスクールがあったのもあってか全体的にハイペース。
イゴリポイントの坂も数本ラインを見つけていたので、大したダメージなく通過。
淡々と周回を重ねられました。
2週目のゴール付近でよっしーさんが散ってましたが、救護がすでに動いていたのでストップせずに続行。2回ほどMASAKIさんに抜かれるような、あんまり開けられないナメクジ走りが続きますが、自分の走りにひたすら集中して少しずつペースアップ。
途中、おそらく僕と同じくらいの初心者のXR250をとらえ、何度も抜こうとプッシュして微妙に抜けない。。。というのが半周ほど続いた後にようやくパスした際はうれしかった。多分、最下位争いに近い小競り合いなのですが、”レースしてる”感はすごくありました。
そんな感じで最終周、ウッズでかち合った上位のバイクに轢かれて後輪に巻き込まれて30mくらい引きずられたり僕的な事件はあったものの、大きなイゴリはなく、無事に90minを完走しました。
(これ、ヘルカメなのにこの視点なんだよ??左腕がリアフェンダーにすっぽり入るし全然止まってくれないしすっげー怖かったよ...手がスプロケに巻き込まれなくて本当に良かった...)
実は、時間的にはもう一周行けると思い込んでいたのですが、ゴールギリギリで一位の方に1秒差くらいで抜かれたため終了。撮れ高は大きいですが、若干の消化不良感とともに完走。
僕の3回目のクロカンレースは幕を閉じました。
結果は90Dで18/29位。全体で109/147位。まだまだです。
レース後
パドックによっしーさんがいなかったので救護室に行ったところ、元気そうなよっしーさんがいて一安心でしたが、誰かが間違えて眼鏡を持って帰ってしまったため、帰宅困難に。(みすちさんがレース後同行の上購入、無事に帰れたようです!)
みすちさん、MASAKIさんと同行の方は今回も表彰台。MASAKIさんは1位ではなかったので控えめのパリピっぷりを披露してました。
にしさんは120の参戦でお昼からなのですが、次の日カミさんが仕事ということもあり、後ろ髪惹かれながら帰宅しました。(5位入賞!おめでとうございます!!)
反省点
次回までの改善点です。
・腕上りが酷かった:2周目くらいがピークで、筋肉痛に近い鈍痛がありました。ただ、ハンドルを握れなくなるほどではなく、ある時を境に全く痛くなくなりました。
とはいえ、つらいことには違いがないので、次回は何か対策をして挑みます。
・スピードレンジが低い:これはもう、字のごとくですが、遅いです。これには、「コケたらリカバリーが怖い」ということもあり、守りに入ってました。次までにモトクロス場で練習を積んで、もう少しアクセル開度多めで行きたいと思います。
所感
気持ちいい天気や、一度もマーシャルさんにお世話にならなかったということもあり、非常に満足度の高いレースになりました。レース後に印象的だったのは、あまり疲労感がなかったこと。これはイゴらなかったことも大きくありましたが、一か月のフィジカルメニューとサプリの効果といえると思います。
うまく走れたことから、「もっと走りたい」という気持ちが大きくなってきますし、コースの難易度UPを鑑みても十分120minが走れそうな感触を得ました。
また、僕たちがものすごく楽しそうにしているのをカミさんがみて、ある程度この趣味への理解を深めてくれたことがものすごく嬉しかった。
やはり、レースの度にコソコソ2日も家開けるのは後ろめたいし、お金もかかる遊びなので。
ただ、帰りにボソッと言われた「あんたはビビりで安全運転やから、おっきなケガとかしなさそうやね」ってのがものすごくつらかったですが。
と、いうわけで今回のレースも凄く楽しかった!!次のWEX-GAIAは120Cでの参戦を予定しています。